FunctionT(ファンクションT) | |
PCの改造は、自己責任で行ってください。
8cmファンで静音化
現在使用中のPC(IBM 2197-4DM →自己紹介参照)は現在使用4年目になる。メーカー製の薄型PCなのでヒートシンクには、
5cm薄型ファン【写真】が取り付けられていた。そしてこの5cmファンが高く大きな音を出していた。静音化す
るために、最初はファンの交換を考えたが5cmファンはあまり見当たらない。ヒートシンクごと交換する手も
あるが、PCを自作した後は、おそらく普段使わないサブマシンになる予定なのであまりお金をかけたくない…。そこで見つけた
のがファン変換アダプターである。WinPCの新製品の紹介ページで始めて存在を知った。しかし6cmから8cm,
12cmに変換するものはあるが、5cmから変換するものはない。そこで5cmから8cmに変換するアダプターを作る
事にした。 ファンを選ぶまず一番重要な8cmファンであるが、最初に考えたのが地元のPCショップDで販売されているケースファン (\710)と、同じくショップDのホームページで紹介されていたENERMAX UC-8FAB(\1659)である。「ゲームボーイを調べてみる」 (→リンク参照)の喜虎氏に後者のほうがいいとアドバイスをもらい、とりあえず第一候補はUC-8FABにすることにした。 さてUC-8FABであるが、特徴は半固定抵抗で回転数を変えられる事である。日本でENERMAXの製品を販売する CoolerGiantのホームページを見ると、UC-8ABSというファンが発売間近となっているようだ。 しかしGoogleで検索をして調べていると、気になる製品を見つけた。それはScythe(サイズ)の「鎌風2の風」 である。こちらも回転数を変える事ができ、流体軸受けを採用している。しかも低価格!!あの鎌力や侍を出している Scytheの製品ならきっといいだろう…ということで、早速地元のPCショップへ買いに出かけたのだが…。 まずショップPに入った。ファンの棚の下のほうに、「光る鎌風の風」と「鎌風の風」(以下初代)の9cm、12cmがあったが、 「鎌風2の風」もなければ、初代の8cmもない。次に大型PCショップSへ行ったが、ここにも初代の9cmや12cmしかなかった。
今度は多分ないだろうと思いつつ大手家電販売店Yへ、すると8cmの初代を発見!!しかし「2」はなかった…。
最後にショップDへ行ったが、「鎌風の風」は一つも置いてなかった。秋葉まで行くのも…なので、初代【写真】を買う事にした。
価格は819円(ポイントで購入)。初代は流体軸受けではなくボールベアリングを採用しているが、回転数を変えられる点では
「2」と同じである。 アルミ板の加工今回は8cmの正方形に切断した0.5mmのアルミ板を使用した。なお切断には一般的な カッターナイフを利用した。しかしカッターだけで切るのは大変なので、金属疲労(ペンチで何度も曲げる) を併用すると効率よく加工できる。
今回取り付けるPCはスリム型のPCなので、ヒートシンクからケースまでの距離が5cm弱しかない。ファンの
吸い込み口側にCDケースか何かを当て、ファンを回転させるとわかるのだが、ファンが空気を送り出すには
吸い込み口側にある程度のスペースが必要である。なので変換金具はなるべく薄く作らなければならない。
そこで、金具がヒートシンクを覆うような形に加工した。【写真】中央についている針金であるが、実は
誤って切断してしまった箇所があり、その部分を補強するために取り付けたものである。 取り付け取り付ける際に問題が見つかった。今まではヒートシンクの隙間に直接ネジを入れて固定してあったが、 手元にある他のネジで固定する事はできなかった。最初からあるネジを使えばいいのだが、このネジを使うには ヒートシンクと金具の間に5mm程度の隙間が必要である。隙間を作るためにストローでスペーサーを作り固定した。 固定されている事を確認してから、4pinケーブルを繋ぎ、電源を入れると、無事にファンが回り出した。
最高速になっていたのでかなり大きな音がする。しかし音は扇風機のような低い音である。つまみを最低速に
すると、HDDの音しか聞こえなくなった。静音化成功である。補足だが2股になっているので4pinコネクタに空きのないPCでも取り付け可能である。 問題点以前からだが、蓋を閉めると吸気する場所が少ないせいか本体が発熱する。最近流行のケースのように サイドに通気口を空けるといいかもしれない。CPUファンの音が小さくなると、今度はHDDの音が気になる…。 -補足- |
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