2007年7月に廃品回収で掘り出したThinkCentre S50を改造しました。発見時は次の状態でしたが、マザーボードはオリジナルの状態でも十分なスペックなので持ち帰りました。
一番の問題は、超小型ケース独自のヒートシンクが無いことです。当然市販のCPUファンは使えません。
当初は居間の液晶テレビに接続してリビングPCとして使用する予定でしたが、アナログ入力の場合、1024x768ピクセルに限定されているため放置され、今は家族のネット専用機になっています。
さて、問題の冷却機構ですが、ジャンクで大きめなヒートシンクがあったので加工を試みました。おそらく、オリジナルのヒートシンクよりも冷却効果は高いと思われます。少々大きすぎるため、CPU上部にあるFDDと干渉してしまいました。
ヒートシンクの取り付けパネルが無いため、マザーボードの裏側にナットをセロテープで貼り付けて、ネジを回し固定しました。
FDDは必要ないので取り去りました。FDD自体は簡単に外せますが、ベイはリベットで固定されていたため、電動ドライバーでリベットを破壊しました。
それでもヒートシンクとケースが干渉したので、比較的余裕があるCPUの両サイドを使うべくヒートシンクを加工します。工具はペンチだけで十分です。
簡単な加工でしたが、以上で終わりです。黒いケースには青色LEDが似合いそうです。秋月で1個20円のLEDの手持ちがあるので換装も良いかもしれません。OSがLinuxだからか、あまり使って貰えていません。