openSUSE 11.0
前回の日記なんですが…発表された数々の制限事項(料金プラン縛り、専用SIMカード)により、結局iPhoneは物好きにしか売れないのではないだろうか。
さて、本題のopenSUSE 11.0。KDE4でちょっと気になる点が。まずKDEコントロールセンターに相当する設定ユーティリティが考えても未完成であること。KDE3で設定していたショートカットキーなどが設定できません。
KDE4では、パネル(Windowsで言うタスクバー)からデスクトップのアイコンに至るまで全てウィジェットになっているので、ウイジェットが揃えば色々なことができそうです。しかし、少々不便な点も。デスクトップで複数のアイコンを選択したり、フォルダを作成したりするなどの操作が制限されていたり、マルチディスプレイでパネルを他のディスプレイに動かすことができなかったり、作り直すにしても、パネル内でのウィジェットの移動方法が分かりにくかったり…。
KDE 4.1では色々と改善されるらしいので、今後に期待したいところです。気に入らなければ、ログイン画面で2クリックでKDE3.5に切り替えてログインすれば良いのだと思います。個人的にはDolphinをツリーやターミナルをフル表示で使うのがお気に入りです。
マザーボードはDP35DPなのですが、DHCPクライアントが
eth0: option 47 has zero length ...(忘れた)
とエラー出してIPアドレスを取得できず。NetworkManagerを使用する設定にすると、なぜか動き出すので、とりあえず様子見。
あとOpera 9.5(i586、x86_64両方)でSCIM+Anthyの変換キャレット表示位置がずれる…。OperaがリンクしているQtライブラリの問題だろうか…。
iPhoneは売れるのか
少々話題になっているiPhone 3G。どうやらソフトバンクから発売されるようですが、果たして売れるのでしょうか。
iPhoneは一応スマートフォンですが、ハードウェア面では国内のハイエンド端末に比べると劣る部分が多い気がします。液晶は相変わらず中途半端な解像度で、ワンセグその他はありません。何が優れているのかというと、やはりソフトウェアなのではないかと思います。インタフェースの部分はAppleのお家芸な感じがします。
特に凄いのは、ハードウェアが全世界で共通化されていて、端末価格が8GBモデルで199ドルという戦略。国内の端末は定価が5万円を軽く超えるので、普通に売れば1円端末。低価格な端末は数が出やすいわけですが、従来の端末と同じ販売方法を取るのか、低価格な端末を求める人に果たして受け入れられるのかが売れる売れないに大きな影響を与えそうな気がします。一括払いで2台目として持つ人も出てきそうです。
そういえば、パナソニックもドコモとソフトバンクで、そっくりな端末を供給していますが、ハードウェアを共通化してコストを下げているのだろうか。auのKCPのように、キャリアでソフトウェアを共通化しようとすると、こういうことがやりにくくなるのではないかと…。SIMロックが解除される前に、端末メーカはキャリアに依存しないプラットフォームを準備しなければいけないのではなでしょうか。